2018年1月30日 (火)
大規模屋根上パネル洗浄②からの続きとなります。
ホットスポットとは・・・
通常、ひどい汚れや枯れ葉、ゴミ又は鳥の糞などが付いていたりすると、そこが太陽光を遮ってしまいホットスポットを発生させる要因になってしまいます。
太陽光パネルに対してまんべんなく太陽光があたっていると、何も問題ない場合はパネルの表面温度は全体的に均一になります。
しかし、太陽光を遮る影となってしまうものがある場合、もしくはパネル内部の故障等により、そこが絶縁抵抗体となってしまう事で、電気を通しにくくなるため、正常に発電をして送り込んできた電気を通せない為に熱を帯びてしまう現象です。
通常、人間の見た目だけでは全く分かりません。
それを特殊な赤外線カメラを通してみることで、「これは故障かも?」ってところを探し当てることが出来るのです。
すると、沢山のホットスポットを発見しました。
しかし、よく見てみるとすべて同じような所に一定の割合でできています。
全て傾斜している下側の端に出来ています
つまりは、このホットスポットはひどい汚れが原因で、太陽光を遮ってしまう事で発生しているホットスポットであることが分かります。
この時点では、パネルに故障があるか?
ただの汚れによるものなのか?
正確な判断はできません。
パネルの故障診断をする場合は、別の検査機器で調べ上げていく必要があります。
O&Mの仕事はそんな太陽光発電所の不具合を早期発見し、直して行くことです。
正常な状態の太陽光発電所は、メーカーが出している「発電シュミレーション」を上回ることがほとんどです。
皆様の発電所は正常に発電していますか?
もし「うちの発電所は発電量が低いな?」とお感じの場合は、早めに発電所の健康診断を実施することをお勧めいたします。
カテゴリー|ドローン・赤外線カメラ点検