2018年1月22日 (月)
2018年のスタートは、大規模な屋根上発電所のパネル清掃でした。
許可を得たので、ドローンにて工場上空から空撮してみましたが、これを洗浄していくのは結構大変な作業です。
そして工業団地内と言うこともあり、パネルの汚れ方も半端ないです。
折半屋根の傾斜が緩い為、当然ながらパネルの傾斜も緩く仕上がっておりまして、雨水や汚れが流れにくい構造で、埃や砂が堆積してしまうようになっています。
さて、このパネルを洗浄していくわけですが、普通の洗浄方法では全くきれいになりません。
通常、超純水にナノバブルをかけた特殊な水を噴霧して、汚れを浮かび上がらせ、それをやさしくなでると汚れが取れるのですが、ここはそんな生易しいやり方では通用しませんでした。
そこで、次なる秘密兵器を取り出して・・・
とにかくこの方法で1枚1枚人海戦術にて、きれいにしていく以外は方法がなさそうです。
当然ながら手間も時間も、使う水の量も一般的な現場に比べて4~5倍くらいかかります。
浮き上がった汚れが泥水となって流れていきます!
これだけ汚れがパネル表面に溜まってしまっているのですから、一般的に考えても発電量はかなり落ち込んでいるのがお察しいただけると思います。
逆にパネル表面をきれいにすることで、従来の発電量を取り戻すことも可能性としては十分あり得ます。
太陽光発電所のO&Mと言う我々の仕事は、ただの掃除屋ではないんです。
ご依頼していただいたオーナー様の発電所を、正常な状態に戻すことが役割です。
パネル清掃をご依頼されるオーナー様みなさんが、
「発電量が落ちてきているから、きれいにして発電量を元のようにアップしたい」って事でご依頼をいただきます。
そこで我々はパネル洗浄をすることはもちろんですが、パネルの出力が落ち込んでしまっている原因は何か?
本当にパネルの汚れだけの問題なのか?パネルに故障は無いのか?
様々な検査方法でパネルに故障等が無いかを追求していくことで、出力低下の原因を見つけ、仮にそれがパネル故障であればパネルの載せ替えをし、落ち込んでしまっていた発電量を元の正常な状態に戻していくことが我々の仕事です。
一度では紹介しきれませんので、続きはまたアップいたします。
カテゴリー|パネル洗浄