2018年1月12日 (金)
2018年は、年始から良い天気が続く関東地方ですね。
当然ながら太陽光発電所にとっては、最高の条件の日々が多いです。
皆様の発電所は元気に発電(稼いで)してくれていますか?
さて、今回は稼働してから約3年が経過した発電所です。
そんなオーナー様からの依頼で、赤外線カメラ点検を実施してみました。
まずは、可視カメラにて発電所全体の様子をパチリ。
除草もきれいにされていて、11:00の時点で影らしきものなどの
障害物も全くないのを確認しました。
そして、いよいよ赤外線カメラで点検です。
すると、早速怪しいところが・・・
続いて・・・
上記2枚に関してはクラスター異常の可能性が高いです。
更に・・
この小さなホットスポットはセルの異常を示しています。
そして極めつけは・・・
ここは断線の可能性が考えられます。
これじゃ~全体の発電量にも影響がありますね。
「パネルの故障なんてないんでしょ」と信じ込んでいるオーナー様が
結構多いのですが、それは見た目では故障しているのが分からないから。
ガラス面が割れていたり、ケーブルが抜けていたりすれば気が付きますが、
内部のハンダが切れていたりするような故障は専門の機械を使って調べない限り
分かりません。
太陽光発電所のメンテナンスには、色々な考え方により、様々な方法があります。
どのやり方、考え方が良いかは規模や設置条件でも違ってきますが、一番危険だし、
もったいないのは何もしないことですね。
せっかくの発電所設備にきちんと働いてもらう為、メンテナンスは欠かせません。
そんな機会損失を減らす意味でも、
最低年に一度は発電所の健康診断を行ってくださいね。
カテゴリー|ドローン・赤外線カメラ点検